調剤係

主な業務

当院では外来患者さんは原則院外処方箋としているため、入院患者さんの調剤を中心に1日800~1000枚の処方箋の調剤を行っています。 電子カルテシステムとの連携や最新の調剤設備(錠剤分包機、散薬分包機、調剤鑑査システム)の導入により、迅速・正確な調剤業務を目指しています。 また、医師の処方内容を監査(処方監査)し、疑義があれば医師に照会しています。照会により8割以上の処方が変更され、患者さんの安全な薬物治療に貢献しています。

現在導入されている調剤設備

自動錠剤分包機

複数の錠剤やカプセルを服用している患者さんが正確に服用できるように、医師の指示により1回の服用分に分包しています。どの薬が分包されているか判別できるように分包紙には薬剤名を記載しています。
自動錠剤分包機を使用している様子

散薬鑑査システム

散薬は同じような色や形態をしているものが多いため、調剤時にミスが起きないよう、バーコードを用いた重量監査システムを導入しています。分包後も重量を測定し、調剤工程での減少量が規定の範囲内であることを確認しています。
散薬鑑査システム

自動散薬分包機

調剤した散薬は機械によって正確に分包されます。

水薬・軟膏監査システム

水薬は瓶から出すと区別が付きにくく、調剤時の過誤を防止するためにバーコードを用いた監査システムを導入しています。服用する量が少量の場合はスポイトを付けるなど、患者さんが服用しやすいように工夫しています。 また、軟膏についても、軟膏瓶に詰める際に過誤がないよう、バーコードを用いて監査を行っています。
水薬・軟膏監査システム

携帯情報端末(PDA)

計数調剤にはPDAを活用しています。PTP包装シートに印字されているバーコードをPDAによって読み取ることで、取り揃えた薬剤と処方内容を照合することができ、薬剤の取り間違いを防いでいます。
携帯情報端末(PDA)